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貯水槽の管理はなぜ重要?

神戸市・兵庫県で建物管理をされている方に向けて、
「貯水槽の管理って何をすればいいの?」
「簡易専用水道と小規模受水槽水道の違いは?」
といった疑問をまとめて解説します。

1. 貯水槽清掃について

貯水槽は、建物に供給される飲料水を一時的に貯める設備です。 内部には日常的に以下の汚れが蓄積します。

・砂や泥
・サビ
・コケや藻
・雑菌
・虫の侵入
・水道管から流入する微細な汚れ

これらは底部に沈殿し、スカム(ヘドロ状の汚れ)となり水質悪化の原因になります。 そのため 年1回以上の貯水槽清掃が法令で義務付けられています。

清掃時に確認するポイント水槽内部の劣化(亀裂・剥離)

・ボールタップの動作
・オーバーフロー管の状態
・水槽蓋の密閉性
・給水ポンプの負荷状況
・配管の劣化
・防虫・防水状態

清掃と設備点検を同時に行うことで、 水質トラブルの予防・設備寿命の延長・緊急対応の削減につながります。

2. 水質検査について

水質検査は、建物の種別によって検査項目数が異なります。

特定建築物(ビル管法)の水質検査

延床面積 3,000㎡以上 の建物は、 年1回 28項目(一般16項目+消毒副生成物12項目) の検査が必須です。

一般水質検査(16項目)一般細菌

・一般細菌
・大腸菌
・亜硝酸態窒素
・硝酸態窒素
・塩化物イオン
・有機物(TOC)
・pH
・味
・臭気
・色度
・濁度
・蒸発残留物
・鉄
・銅
・亜鉛
・鉛

消毒副生成物(12項目)

・シアン化物イオン及び塩化シアン
・塩素酸
・クロロ酢酸
・クロロホルム
・ジクロロ酢酸
・ジブロモクロロメタン
・臭素酸
・総トリハロメタン
・トリクロロ酢酸
・ブロモジクロロメタン
・ブロモホルム
・ホルムアルデヒド

半年後の検査(省略ルール)

  • 原則:16項目(ビル管法に基づいた詳細検査)
  • 異常なし → 11項目に省略可能(11項目は水道法の最低義務検査)

一般建物の水質検査

一般建物では、 11項目の水質検査が年1回必要です。
11項目の検査項目は以下。

・一般細菌
・大腸菌
・亜硝酸態窒素
・硝酸態窒素
・塩化物イオン
・有機物(TOC)
・pH
・味
・臭気
・色度
・濁度

3. 簡易専用水道検査(兵庫県・神戸市)

簡易専用水道検査は、水道法に基づき 登録検査機関が年1回以上実施する法定検査です。

兵庫県・神戸市では、 この検査の実施が特に厳格に求められています。

検査内容水質検査(11項目)

・貯水槽の衛生状態
・水槽の密閉性
・ボールタップ・オーバーフローの状態
・給水設備の点検
・配管の劣化
・記録の確認

神戸市の特徴

神戸市は全国的に見ても「密閉性」「残留塩素」に対する指導が厳しい自治体です。

・蓋の破損
・パッキン劣化
・虫の侵入
・残留塩素不足

4. 小規模受水槽水道(神戸市)

神戸市では、 受水槽の有効容量が10㎥以下の給水設備を「小規模受水槽水道」と定義しています。

水道法上の簡易専用水道には該当しませんが、 神戸市は飲料水の安全確保のため、 簡易専用水道に準じた管理を求めています。

小規模受水槽水道で求められる管理(神戸市)

神戸市の管理要領に基づく要点は以下の通りです。

1. 年1回以上の貯水槽清掃

簡易専用水道と同様に、年1回以上の清掃が必須

2. 水質の自主検査

神戸市は 年1回の水質検査(11項目)を強く推奨

3. 水質の自主検査

1.蓋の破損
2.パッキンの劣化
3.隙間からの虫の侵入

4.設備点検

・ボールタップ
・オーバーフロー
・配管の腐食
・ポンプの動作

5. 記録の保存

神戸市は 3年間の記録保存を推奨しています。

5. 貯水槽で起こる主なトラブル

貯水槽は建物の飲料水を扱う設備であるため、 トラブルが発生すると入居者からの苦情や行政指導につながります。

よくあるトラブル

・水が濁る
・色がつく
・カビ臭
・腐敗臭
・虫の侵入
・ボールタップ故障による溢水
・オーバーフロー詰まり・赤水(配管腐食)
・ポンプ故障
・水槽本体の亀裂
・漏水
・清掃未実施による行政指導

6. まとめ

貯水槽の管理は、 水質の安全確保・法令遵守・設備保全・入居者満足度の維持 すべてに直結する重要な業務です。

神戸市では、 簡易専用水道・小規模受水槽水道の区別なく、

・清掃未実施
・密閉性不良
・残留塩素不足
・虫の侵入

は行政指導の対象となる可能性があります。

建物規模に関わらず、 確実な年次管理が必須です。

関西工管では、

・貯水槽清掃
・水質検査
・簡易専用水道検査
・小規模受水槽水道の管理
・給水設備のメンテナンス

まで、神戸市・兵庫県の条例に沿った形で一括対応しています。

現場経験のあるスタッフが、 水槽内部の状態・設備の劣化・水質の変化まで丁寧に確認し、 建物ごとの最適な管理方法をご提案します。

貯水槽の管理にお困りの方は、ぜひ関西工管にご相談ください。